叔父・叔母の相続手続きの解決事例3
ご対応の流れ
① オンラインでのご面談
Zoomを利用したオンラインによるご面談にて本件相続に関するお客様のお悩み・お困りごとを聞き取りし、その解決策やそのために必要な手続きの流れ、手続きにかかる料金(御見積)、手続き完了までの期間を丁寧にご説明しました。正式にご契約をいただき、ご依頼人様において把握されている相続人様の情報、遺産に関する資料をメールと郵送にてお預かりした上で、業務を開始しました。LINEアプリで必要な書類を写真に収めていただき、それを当事務所の公式LINEアカウントまで送っていただくような対応もさせていただきました。オンライン完結での業務のため、やりとりがスムーズにいくような配慮もしながら進めて参ります。
②相続人調査(戸籍収集)
まずは法律上の相続人を客観的な「公的資料」で確認する必要があります。戸籍収集が相続手続きにおいては一番時間がかかります。本件では、亡叔母様の兄弟姉妹、甥姪が相続人となるケースであるため以下の戸籍を収集する必要がありました。
●「亡叔母様の出生~死亡までの連続した戸籍類」
→「亡叔母様にお子様がいないこと」を証明するために、亡叔母様が生まれてからお亡くなりになるまでの連続した戸籍
●「亡叔母様のご両親の出生~死亡までの連続した戸籍類」
→「亡叔母様のご両親の死亡」と「亡叔母様の兄弟姉妹の人数」を証明するために、亡叔母様のお父様、お母様がそれぞれ生まれてからお亡くなりになるまでの連続した戸籍
●「亡叔母様より先にお亡くなりになったご兄弟の出生~死亡までの連続した戸籍類」
→「亡叔母様の甥姪の人数」を証明するために、亡叔母様より先にお亡くなりになっているご兄弟の生まれてからお亡くなりになるまでの連続した戸籍
●その他
→不動産の相続手続きの添付書類となっている住所証明書や相続人の戸籍
戸籍の収集にあたりご依頼人様より相続人様の情報をいただきますが、ご依頼人様が把握されていない相続人様いる可能性がありますので、戸籍収集は注意深く行っていく必要があります。もし、相続権がある方が一人でも合意していない遺産分割の協議は無効になってしまうからです。
③相続財産の調査
不動産、預貯金、保険、証券が残されていたため、各金融機関、証券会社への調査(残高証明書、取引明細の取得)、不動産の評価の調査(名寄帳の取得)、保険の調査(各種給付金、返戻金等)を行いました。遺産調査の結果、ご依頼者様で把握されていない遺産が発見されるケースもあります。金額によっては相続税が課税されるケースもありますので注意が必要です。
④遺産分割協議書の作成
各相続人様の合意内容を基に遺産分割協議書を作成し、13名の相続人様全員からご署名・ご捺印をいただきました。遺産の分割は、原則として「法律上の相続人全員の合意」がなければ進める事ができません。本件では、トラブルもなくスムーズに協議がまとまりましたが、本件のように兄弟姉妹・甥姪が相続人となり相続人数も多い場合、相続人同士が顔すら合わせたことがない関係性であるようなケースも多くあり、感情的な問題などで話し合いがうまくまとまらず手続きにかなりの時間を要することもあります。
⑤預貯金等の解約及び払戻し、提携司法書士による不動産相続登記
相続人13名全員から手続きに必要な遺産分割協議書や印鑑証明書、委任状などをいただいた上で、各金融機関、証券会社、保険会社で手続きを行いました。不動産に関しては弊所提携の司法書士において法務局で名義変更の手続きを行いました。
⑥業務完了とまとめ
相続人様の数、金融機関の数が多く、大掛かりな手続きとなりましたが、以上のような流れで無事手続きを終えることができました。弊所にご依頼いただいた事例を挙げさせていただきましたが、兄弟姉妹・甥姪の相続手続きにおいては、思いもよらないトラブル、障害などによって手続きをうまく進める事ができないというようなことがよく起こります。
●「そもそも何から手を付けてよいかわからない」
●「自分で戸籍を集めてみたけど全然わからない」
●「相続人同士連絡も取りあったことがないし、遺産の分割の話し合いなどしていない」
●「相続人数が多すぎて全員が集まることなんてできない」
●「遺産の数が多すぎて自分で手続きに行くことができない」
心当たりのある方は、全国対応の叔父叔母相続手続きオンラインサポートセンターまでご相談下さい。豊富な実績を持つ、当事務所でしっかりと対応させていただきます。